iモードのメールアドレスがようやく正常化するそうなのだ。
http://www.nttdocomo.co.jp/info/spam_mail/measure/change_add/
重要な部分を引用すると
英数字のほか、使える記号は「_」(アンダーバー)「.」ピリオド「-」(ハイフン)です。
ただし、「.」は「..」などのように連続で使用することや、@マークの直前で使用することはできません。
何が「正常化」なのかというと、今までは@の直前にピリオドを使用したり、ピリオドを連続して使用することが出来ていたのが、出来なくなったということなのだ。
これまで出来ていたことが出来なくなるというのに、何が「正常化」なのか?と思ってはイケナイのだ。今までが「異常」だったんだから。
異常であるが故に、そのようなメールアドレスの人にメールを送信しようとしてもエラーとなって送信できない状況になっていたのだ。
例えばマイクロソフト系のメールサーバー・メールソフトからはこの「異常」アドレスに送信することが出来ない。マイクロソフトの見解は「『異常』なアドレスなので送信することはできない」とのこと。
片やNTTドコモ側の見解は「スパムメールはマイクロソフト系サーバーから非常に多く送信される。『異常』なメールアドレスにしておけば、少なくともマイクロソフト系サーバーからはスパムメールを受信しないのでユーザーにメリットがある。」
確かに、Windows 2000の時代にはOSに標準でSMTPサービスが付随していて、セットアップさえすれば簡単に自前メールサーバーを作って好き放題にメール送信することができた。マイクロソフト系サーバーからスパムメールが非常に多かったのは確かだと思う。
だからこそ、その後のOSではSMTPは標準でインストールされなくなったし、インターネット接続プロバイダはOP25Bなどという仕組みを作って簡単にはスパムメールを送信させないようにしてきたのだろう。
しかしながら、NTTドコモ側の見解は正しかったのだろうか。
傲慢というのはこういうことを言うのだと思う。