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オートバイで脳機能向上

ITmedia Newsに面白い記事があったので。

オートバイ運転で脳の機能向上、ストレス軽減も――
東北大学の川島教授によると「オートバイを運転すれば、脳や認知機能を維持・向上させ、豊かな生活を送る『スマートエイジング』につながる」のだそうな。
日常的にオートバイに乗ることで、記憶力や空間処理能力が向上し、更にストレスが減るのだそうな。

まあ、実験の結果そうなったのならそうなんだろうと思う。それにオートバイに乗る身としては「そりゃそうだよね。そんなの身をもって体験してるよね。オートバイに乗るのは頭を使うから脳機能は向上するだろうし、楽しいからストレス発散になるのは当たり前だよね。」とも思う・・・。
研究結果に物申すつもりはないけど(でも物申してるけど(笑))、そもそもこの実験に参加するためには自動二輪の運転免許が必須なわけで、自動二輪免許を持っているということはそもそもオートバイに興味があるわけで、そのような人がオートバイに乗ったらストレス発散できるってのは実験するまでもないような気がする。そして、楽しく乗るためには邪魔なクルマを視界に入れないために後方に追い遣る(?)(笑)ことも必要だし、そのために多少はスピードも出てしまったりするし、その際には前後の車間距離だけじゃなくて左右の車幅感覚も重要だったり、曲がり角やカーブではスピードのコントロールだけじゃなくて車体を適切に傾けなきゃならなかったりするから空間処理能力が求められるのは当たり前のような気がする。

まあ、どんなに当たり前と思えることでもそれをきちんとまとめ上げれば立派な「研究結果」として世間に出すことができるよね。リンゴが落ちるのを見てニュートンが万有引力を発見したのと同じことかも。

でもね、「クラシック音楽ファンは日常的にクラシック音楽を聴くとストレス発散になるし、脳が活発に活動するので脳機能が向上する」なんていう「研究結果」を出しても「そりゃそうでしょ」くらいの反応しか得られないのではないかと思ってしまうのは気のせい?
それに日常的にオートバイに乗るって、都会のごく普通のサラリーマンにはハードル高過ぎな気がする。

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