別記事で書いている通り、自宅NASがランサムウェアに感染したのだ。メーカーのお知らせの通りNASはネットワークケーブルを抜いてシャットダウンしてある。
普段は仕事中にラズベリーパイで音楽を聴いているのだが、その音楽ソースはNAS上にある音楽ファイルなので、NASを停止している現在、聴くことができなくなっているのだ。
NASがダメならCDを直接聴けるようにしたらいいじゃん?
実は、1年ほど前にPC用に買った内蔵用DVD-RWドライブが故障っぽかったので販売店に問い合わせたら、「新しいドライブを送るから故障っぽいヤツは処分してくれ」ってカンジの内容で返信があって、すぐに同型品が送られてきたんだが、結局故障っぽかったってのがあった。そのAmazonで買ったドライブはどうやら古いタイプの売れ残りみたいなのを売ってたらしくて、当時使ってたWindows10では認識はされるものの、とあるツールでCDをコピーしようとすると、読み込みはできるのに書き込みはできないという状態だったのだ。故障ではなくその型番のヤツの仕様ということらしく、結局は読み込み専用機に成り下がってしまった。
まあ、そんなんで内蔵用DVD-RWが1台余ってたので、内蔵(SATA)をUSBに変換するための光学ドライブのケースを買って、いつか使おうと思って放置してあったのだ。
そのDVD-RWドライブをラズベリーパイに接続するべく、調べてみた。
1.とりあえずCD再生
まずはラズベリーパイがUSB接続の光学ドライブを認識しないことにはどうにもならない・・・ってことで調べて分かったのがこれ。
ここを参考にして光学ドライブを認識させて、moOde audioで再生するところまでやってみた。実行したコマンドは以下の通り。
# 光学ドライブが sr0 で認識されていることを確認
dmesg | grep CD
# mplayerで再生できることを確認。
mplayer -quiet -ao alsa:device=hw=1.0 -cdrom-device /dev/sr0 cdda://
# デバイスの確認(ID:xxxx:yyyy みたいな感じに表示されるのでメモ)
lsusb
# 設定ファイル作成
sudo vi /etc/udev/rules.d/99-cd.rules
# viで開いたら次の1行を書き込む(xxxxとyyyyはlsusbで表示されたID)
ATTRS{idVendor}=="xxxx", ATTRS{idProduct}=="yyyy", GROUP="pi",MODE="0666"
# 再起動
sudo reboot
# パーミッション確認(666になってるはず)
ls -la /dev/sr0
# cdをプレイリストに追加
mpc add cdda://
これでmoOde audioの画面を開くと晴れてcdda://がプレイリストに追加されているので、お気に入りに入れるなりして再生ができるようになる。
しかし、これだけだとCDに何曲あっても全体で1つの曲のようにしか表示されない。CDに10曲入ってて全体の再生時間が50分だとすると、50分の曲が1曲だけ入ってるように見えるのだ。
一応moOde audioのシークダイヤルで25分くらいの位置とかに再生位置を調整することはできるけど、3曲目から再生・・・といったことはできない。あくまでも25分30秒から再生といった感じなのだ。しかも正確に何分何秒を指定できるわけではなく、マウスでダイヤルを回してアナログっぽく位置を調整するだけ。
不便すぎると思ってもう少ししらべてみたらこんなのが。。。
2.moOde audioにCD再生機能を追加
ググってたらこんなのがあって、moOde audioのフォーラムでCD再生について質問した人がいたのだ。このスレッドの中にgithubのリンクがあって、ここにかかれてるインストール手順の通りにやったらCD内の1曲ずつ再生できるようになったのだ。実施したことは以下のカンジ。
(1)[Code]ボタンメニューの[Download ZIP]でPCにmoOdeCDPlay-master.zipをダウンロード
(2)ラズベリーパイの/home/pi/にコピー
scp .\moOdeCDPlay-master.zip pi@raspberrypi.local:/home/pi/ (母艦で実行)
(3)zipを展開
cd /home/pi
unzip moOdeCDPlay-master.zip
(4)インストーラを実行
cd ./moOdeCDPlay-master
/bin/bash install.sh
(5)再起動
sudo reboot
再起動後、moOde audioの画面を開いて、光学ドライブにCDを入れるとCD内の曲が認識されて再生可能になる。