「手紙(東野 圭吾)」を読んだのだ。
映画化されたから、映画で見た人も多いのではないかと思うんだな。
主人公は犯罪加害者の弟で、主人公がその立場になったことによって社会の目がどうなるのか、そして主人公自身がどうなるのかどう生きていくのが描かれている。
主人公は、自身は犯罪者ではないのに社会から差別されてしまう運命と戦い、ある結論に至ったのだ。その結論はもちろん読んでからのお楽しみ。
俺は読んでいる時に、どうしても坊主刈りの玉山鉄二が泣いている姿(映画のCMで流れてたやつ)が思い浮かんでしまって、「涙と感動のクライマックスがあるのか!?」と期待していたんだな。でも、最後は案外サラッとしててちょっとだけ期待はずれだったかも。だけど「差別」ということに対して考えさせられる作品なので、オススメしたい。
同じ「犯罪加害者の家族」をテーマとした作品に「うつくしい子ども(石田 衣良)」がある。こちらは犯罪加害者の兄が主人公で、さらに加害者は13歳の少年である。全く別の視点で描かれていて、これはこれで面白いので読んでみると良いのだ。
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